十和田市議会 > 2022-03-14 >
03月14日-一般質問-04号

  • "公共施設等総合管理計画"(/)
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  1. 十和田市議会 2022-03-14
    03月14日-一般質問-04号


    取得元: 十和田市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-20
    令和 4年  3月定例会(第1回)   令和4年3月14日(月曜日)                                        議事日程第4号 令和4年3月14日(月)午前10時開議 第1  市政に対する一般質問  ①11番 久 慈 年 和  ② 6番 小笠原 良 子                                        本日の会議に付した事件 議事日程に同じ                                        出席議員(22名)    1番  笹 渕 峰 尚    2番  山 田 洋 子    3番  今 泉 信 明    4番  中 嶋 秀 一    5番  中 尾 利 香    6番  小笠原 良 子    7番  山 端   博    8番  櫻 田 百合子    9番  氣 田 量 子   10番  斉 藤 重 美   11番  久 慈 年 和   12番  江 渡 信 貴   13番  堰野端 展 雄   14番  工 藤 正 廣   15番  石 橋 義 雄   16番  小 川 洋 平   17番  赤 石 継 美   18番  豊 川 泰 市   19番  織 川 貴 司   20番  野 月 一 博   21番  戸 来   伝   22番  畑 山 親 弘                                        欠席議員(なし)                                        説明のため出席した者   市     長  小山田   久   副  市  長  北 舘 康 宏   総 務 部 長  田 村 和 久   企 画 財政部長  漆 舘 典 子   民 生 部 長  久保田 隆 之   健 康 福祉部長  山 田 広 美   農 林 商工部長  前川原 史 博   建 設 部 長  杉 沢 健 一   上下水道部長  矢 部 勝 弘   病院事業管理者  丹 野 弘 晃   病 院 事務局長  中 谷 慎 志   教  育  長  丸 井 英 子   教 育 部 長  今   辰 八   選挙管理委員会  欠 畑 茂 治   委  員  長   代 表 監査委員  久 保 光 造   農業委員会会長  杉 山 秀 明                                        職務のため出席した事務局職員   事 務 局 長  中屋敷 和 夫   次     長  鳥 谷 正 幸   主     査  岩 城 圭 祐   主     査  田 中 恒 成   主     事  小 林 佳 代                           午前10時00分 開議 ○議長(畑山親弘) 出席議員は定足数に達していますので、会議は成立しました。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事は、議事日程第4号をもって進めます。 △日程第1 市政に対する一般質問 ○議長(畑山親弘) 日程第1、市政に対する一般質問を行います。  質問は、通告順により議長において指名します。 △久慈年和質問 ○議長(畑山親弘) それでは、指名します。  11番 久慈年和議員       (11番 久慈年和 登壇) ◆11番(久慈年和) おはようございます。市民連合クラブ立憲民主党の久慈です。  今回は、教育、仲よし会、道路、農林行政について質問します。  まず、教育行政、小中学校の図書室(図書館)の蔵書について質問します。  2022年、今年4月から5年間を対象期間とする第6次学校図書館図書整備等5か年計画が策定され、学校図書館図書標準の達成、計画的な図書の更新、新聞の複数紙配備、そして学校司書の配置拡充が図られることなどを大きな目的として策定されています。また、市では、第4次十和田市子ども読書活動推進計画が、2021年、昨年3月から5年間にわたる計画も策定されています。  1つ目の質問は、2021年度の小中学校ごとの図書数についてお聞きします。  2つ目は、過去3年間の図書の新規購入数を教えてください。  教育行政の2つ目の質問は、学校設置の防犯カメラの活用状況について質問します。  今年度で小中学校に防犯カメラの設置が図られました。児童生徒の学校生活の安全確保のため、また不審者の侵入対策として防犯カメラを設置しています。  質問は、24時間監視できるカメラのモニターを職員室に取り付けていますが、モニターを定期的に点検しているのか質問します。  次に、放課後児童健全育成事業仲よし会について質問します。  各仲よし会の図書の数はどのくらいになっているのか、図書種類ごとの数量を教えてほしいし、仲よし会の図書の備付けは市と仲よし会のどちらが備え付けるのか、答弁をお願いします。  道路行政については、東小学校南側に架かる歩道橋の整備について質問します。  東小学校南側の稲生川に架かる歩道橋にある車止めは、シニアカー、またセニアカーと呼ばれる高齢者などが利用する自動の乗り物や自転車などを利用する市民にとって、車止めは横断するために大変不便な状態にあります。この車止めは、何を目的として設置したのか、また撤去できないのか質問します。  最後に、農林行政について、特に地球温暖化防止のための緑の吸収源対策として質問します。  国土の70%を森林が占める日本、そして市の3分の2を森林が占める十和田市ですが、林業、林産業は衰退傾向にあります。  森林、緑地は、温室効果ガスである二酸化炭素の重要な吸収源、貯蔵庫となっています。  2019年に始まった森林環境譲与税の活用状況が今問題になっています。譲与税は、地球温暖化対策や防災で大きな役割を担う森林保全の財源として、全国の市町村や都道府県にお金を配る仕組みです。毎年200億円から500億円を配ります。そして、2024年度からは、財源が目的税の森林環境税に移り、個人住民税に年1,000円を上乗せする形で課税が始まります。約6,000万人が毎年600億円を負担します。  森林環境税は、温暖化対策二酸化炭素の吸収源となる森林整備を進める狙いがあります。荒廃が進む森林の間伐や管理の必要な財源として創設されたものです。しかし、木材価格の低迷など、森林所有者の林業に対する関心が遠のき、手入れをしていない人工林が多くあります。所有する境界が不明確な山も珍しくありません。市町村が管理に乗り出さざるを得ない現実を踏まえた制度です。また、今議会に森林資源解析事業も提案されています。  質問の1つは、民有林の伐採後の再造林率向上の取組について質問します。  令和3年(2021年)第2回定例会で、伐採後植栽した林地(再造林地)が県全体で平均24.6%で、市では令和元年度末時点で17.6%だったという答弁が農林商工部長からありました。この再造林率では、緑、森林の再生産はできませんし、防災対策、温暖化防止対策にもならないと私は思います。しかし、補助事業を使って造林を行っている、面積、植樹を多く進めるよう計画的なものを進めていきたいとの市の答弁もありました。  質問は、市で取り組んでいる民有林の伐採後の再造林率の向上について答弁を求めます。  2つ目の質問は、民有林に係る森林整備費用補助金の上乗せについてです。  市に交付されている森林環境譲与税の一部を現在の7%から15%に森林整備費用補助金の引上げをすべきだと思いますが、市の見解をお聞きします。  3つ目の質問は、林地台帳システムで、森林所有者の異動または所有者不明の林地の把握について質問します。  令和2年(2020年)第4回定例会で、林地台帳及び地図を網羅した林地台帳システムを整備したと当時の農林商工部長から答弁がありましたが、その後森林所有者の異動または所有者不明の林地の把握ができているのか質問します。  以上、壇上からの質問とします。 ○議長(畑山親弘) 市長       (市長 小山田 久 登壇) ◎市長(小山田久) 久慈議員のご質問にお答えいたします。  私からは、民有林の伐採後の再造林率向上の取組についてお答えいたします。  議員のご質問にもありましたとおり、特に樹木は幹や枝に大量の炭素を蓄えるため、伐採跡地への再造林は地球温暖化を防止するためにも有効な手段となっております。こうしたことから市では、平成29年度から独自に十和田市森林整備事業補助金を設け、当市で活動する森林組合等が青森県民有林野造林補助金を活用して施業に取り組んでいる造林事業に対し、事業費の補助金の上乗せを行っており、再造林率の向上に努めているところでございます。  この森林整備の補助金につきましては、引き続き再造林率の向上を図るため、令和4年度当初予算に所要の経費を計上し、提案しているところであります。  その他のご質問につきましては、教育長等から答弁させます。  以上、壇上からの答弁といたします。 ○議長(畑山親弘) 教育長 ◎教育長(丸井英子) 防犯カメラの活用状況についてのご質問にお答えします。  学校施設に整備している防犯カメラは、建物周囲の外壁面に設置され、敷地内の建物外周部を確認できるように配置しております。カメラの映像は、学校の職員室や事務室に設置しているモニターに常時表示することが可能で、敷地内に不審者が侵入した場合でもモニターを通して確認できる状況となっております。  また、カメラは24時間稼働しており、撮影された映像は録画機能が搭載されたレコーダーで一定期間保存されていることから、夜間や休日に学校施設に何かあった場合においても、後日映像にて原因を確認することができます。  点検につきましては、モニターにてカメラの動作確認を行うことができ、録画機能についても異常がある場合にはメッセージランプが表示される機器の仕様となっていることから、定期的な点検は行っておりませんが、日常的にカメラの動作確認を行っております。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 教育部長教育部長(今辰八) 小中学校ごとの図書室の蔵書数についてのご質問にお答えいたします。  学校図書館の図書標準では、学校図書館に図書を整備する際の目標として、小学校、中学校の区分の中で、各学校の学級数に応じて必要な蔵書数が示されております。2020年度末の学校図書館の蔵書数については、小学校全体で12万70冊、中学校全体で8万1,955冊、市立学校全体で20万2,025冊が整備されており、図書の充足率は小学校で114.4%、中学校で112.5%、市立学校全体で113.6%となり、目標とする標準冊数は整備されている状況です。  次に、過去3年間の蔵書の新規購入数についてのご質問にお答えいたします。  学校図書館には、学校教育に必要な図書資料を収集、整理、保存する必要があり、各学校において既存図書の内容、状態に応じて図書の廃棄、更新や、新たな図書を定期的に購入しております。平成30年度は1,342冊、令和元年度は1,289冊、令和2年度は1,389冊を購入いたしました。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 健康福祉部長健康福祉部長(山田広美) 各仲よし会の蔵書数についてお答えをいたします。  仲よし会の図書の備付けにつきましては、仲よし会指定管理者が実費費用として徴収している教材費からの購入によるもののほか、市の指定管理料からの購入及び地域の皆様からの寄附によるものとなっております。  蔵書数につきましては、市内14施設の合計で1万320冊となっており、種類ごとでは漫画本が5,233冊、50.7%、児童書が4,712冊、45.7%、その他辞書、図鑑、迷路遊び等の図書が375冊、3.6%となっております。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 建設部長 ◎建設部長(杉沢健一) 東小学校南側の稲生川に架かる歩道橋の整備についてのご質問にお答えいたします。  当該歩道橋は、十和田観光電鉄の工業高校前駅が設置されていた当時から利用されておりまして、現在は東小学校の通学路に指定され、児童や生徒の通学に利用されております。  議員ご指摘の車止めにつきましては、令和元年に自転車などに乗ったまま通行する方がおり、歩行者や自動車と接触事故を起こす危険があると市民からの通報を受けた十和田警察署からの要請により、自転車などを降りて、押して通行するよう促すための対策として、警察と打合せの上、市が設置したものでございます。歩道橋を利用されている市民の中には、通行にご不便を感じている方もいらっしゃるとは思いますが、安全、安心な交通環境を確保するため、ご理解いただきたいと考えてございます。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 農林商工部長農林商工部長前川原史博) 再造林に係る森林整備費用の補助金の上乗せについてのご質問にお答えいたします。  令和3年度の十和田市森林整備事業補助金の交付は、人材及び苗木の不足により、当初予定されていた造林面積の半分程度となることから、交付額も減額となる見込みでございます。このことから、補助率の引上げによる事業効果を期待するよりは、林道や周辺道路網の整備等により、限られた人材でもより効果的に作業が進められ、円滑な再造林が実施されるよう経営体を支援していくことが有効であると考え、現段階での補助率のさらなる引上げは考えていないところでございます。  次に、林地台帳システム森林所有者の異動または所有者不明の林地の把握についてのご質問にお答えいたします。  市では、平成28年5月の森林法改正に伴い、林地の面積や所有者を把握するため、県、法務局、市税務課より、森林に関する登記情報等を収集し、それらの情報を基に平成30年度に林地台帳システムを構築したところでございます。その後、所有者の異動等につきましても、森林法に基づき市への届出が義務化されたことから、この届出により随時加除を行っております。このことから、台帳上は全ての山林に所有者が存在していることとなっております。  今後は、航空機レーザー測量による森林資源解析データを活用し、市内の森林資源情報を把握した上で、森林所有者への意向調査を行い、所有者不明林の状況について把握してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員
    ◆11番(久慈年和) それでは、順次質問してまいりたいと思います。  教育行政ですけれども、答弁がありました学校図書数について、今第4次十和田市子ども読書活動推進計画になっていますけれども、第3次で私は図書数の数が大きく改善されたと思っています。  そこで、各学校で定められた図書数、図書の標準、これは今答弁があったように、図書数が結構100%以上になっているという状況だと思います。そこで、最新の情報が記載されていない古い図書が保管されていないのか、また図書の選定基準や廃棄基準があるのか質問したいと思います。 ○議長(畑山親弘) 教育部長教育部長(今辰八) ただいまのご質問にお答えいたします。  学校図書の選定及び廃棄については、全国学校図書館協議会において制定された全国学校図書館協議会図書選定基準学校図書館図書廃棄規準を参考に、各学校において図書の内容を確認して整理しているところであります。廃棄規準に基づき、記述内容、掲載資料等が古くなり、利用価値が失われた図書や、改訂版や新版が発刊されている図書については、最新のものに更新するように努めておりますが、一部で参考資料として古い図書が残されている場合もございます。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆11番(久慈年和) 新規に購入した図書の数についてお聞きしました。質問は、破れたり、折れたりして傷みやすい子供向けの本があると思いますけれども、更新は進んでいるのかお聞きします。 ○議長(畑山親弘) 教育部長教育部長(今辰八) ただいまのご質問にお答えいたします。  児童生徒に人気があり、利用頻度の高い図書や、その他の理由によってページが破れたもの、折れたもの、汚れたものについては、適宜補修を行いながら利用しております。補修等で対応ができない図書につきましては、その本の利用頻度、記述内容、刊行年を含め、必要性を判断して更新を行うように努めております。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆11番(久慈年和) 新しく購入した冊数については、先ほど答弁を頂きました。廃棄した数については把握していますか。質問はしていませんけれども、廃棄した数は分かりますか。 ○議長(畑山親弘) 教育部長教育部長(今辰八) 申し訳ございません。手元に廃棄した具体の数はお持ちしておりません。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆11番(久慈年和) 申し訳ないです。できれば欲しかったなと思います。  では次に、図書を買える予算は十分なのかちょっとお聞きします。 ○議長(畑山親弘) 教育部長教育部長(今辰八) ただいまのご質問にお答えいたします。  学校図書の購入費は、教育委員会事務局予算として全校で年間約180万円を計上し、各学校にて必要な図書を購入しております。また、この事務局予算とは別に、学校独自に整備を検討した図書について、各学校の配分予算の中から購入している学校もございます。今後も各学校における図書の整備状況に合わせ、必要な予算を確保しながら対応してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆11番(久慈年和) 分かりました。  司書教諭、これは免許を持った方だと思いますけれども、それと学校司書の違いを説明してください。 ○議長(畑山親弘) 教育部長教育部長(今辰八) ただいまのご質問にお答えいたします。  司書教諭は、学校図書館法第5条で12学級以上の学校には必ず置かなければならないとされる司書教諭の資格を持つ教諭を指します。司書教諭のための特別な人員措置はなく、学校の学級数に応じて定数配置される教諭の中から、学校図書館専門的職務をつかさどるよう校長が任命しています。授業や学級担任などの業務と併せて、学校図書館活用教育の全体計画立案及び図書館運営をはじめとする経営的職務や授業活用の支援、読書活動の啓発などを行う教育指導的職務があります。  学校司書は、学校図書館法第6条で学校に置くように努めなければならないとされる主として学校図書館の職務に従事する定数配置の教諭に含まれない職員です。この学校司書の配置については、市単費となっております。業務内容としては、主に教員を対象とする教科指導に関わる教育指導への支援、児童生徒を対象とする貸出し業務などの直接的支援学校図書館の運営などの間接的支援があります。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆11番(久慈年和) 12学級以上の学校に配置されている司書教諭の方々は、学級担任などをして兼務しているのが現状だと私は思うのです。そこで、私は司書教諭がその職務を果たせるよう、担当授業時間数の軽減などを図る必要があると思っているのですが、今年5月から5か年を対象期間とした第6次の5か年計画が始まります。大きな目標として、学校司書の適切な配置が記載されております。その中で、学校司書を置くように努めるものとされると。  文部科学省の調査では、これまで第5次、今は第6次ですけれども、第5次でも同じように学校司書を置くように努めるものとするとありました。学校司書を配置している学校の割合は、全国の小学校で68.8%、中学校で64.1%と増加しております。大体3校に2校ぐらいが学校司書を置いているという計算になりますので、学校司書を置いている学校は厳しい財政の中でも学校司書を配置しているということで、そういう学校が今現在増加していますけれども、十和田市は学校司書を配置していないようであります。学級担任などと兼務している司書教諭の職務の軽減のためにも、専ら学校図書館の職務に従事する職員、学校司書の配置も検討してほしいのですが、教育委員会の見解をお聞きします。 ○議長(畑山親弘) 教育部長教育部長(今辰八) ただいまのご質問にお答えいたします。  現在市内小中学校学校司書の配置はございませんが、教育委員会において昨年3月に第4次十和田市子ども読書活動推進計画を策定し、学校図書館の整備、充実に向けて、司書教諭図書館担当職員を中心とした運営の工夫やボランティアの活用、市民図書館との連携などに取り組んでおります。  第3次計画期間であった平成28年度から令和2年度までの5年間で、本市における子供の読書活動の推進に向けた取組について、充足率の改善、児童生徒の委員会活動としての図書の貸出しや読書推進への取組、PTAや地域の方による図書ボランティアの充実など、一定の成果が見られております。  今後さらなる学校図書館の運営改善に向け、学校司書の配置について、他市の状況を踏まえながら調査研究に取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆11番(久慈年和) 現在は要するにPTAや地域の方、図書ボランティアという形で、充実したという形になっていると思いますけれども、私もできれば配置してほしいなと思っていますので、検討するようでありますので、学校司書の配置を期待しておるところであります。  次に、防犯カメラについてですけれども、教職員が24時間チェックすることは難しいと思うのですが、録画機能があるのか、ちょっと質問します。 ○議長(畑山親弘) 教育部長教育部長(今辰八) 先ほどもご答弁差し上げましたが、機械のほうには録画機能はついている状態でございます。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆11番(久慈年和) ということで、今年度で深持小学校切田中学校、四和中学校に防犯カメラが設置されました。今後も、まず適切な活用をしていただくよう要望しておきます。  仲よし会について質問したいと思います。  今議会で、市長から所信表明で、子育て世帯をさらに支援するための施策を積極的に実施するとありました。仲よし会に入所している児童の保護者などから、大体月々4,000円ぐらいの教材費、実費等を仲よし会では集めて、主におやつ代が8割ぐらい、その他2割はトイレットペーパーや玩具、そして本などに充てているような状況だと思います。近所の方とか市民から結構な寄附が来て、本もそろっているというような話を聞いていますけれども、考えてみますと多くもない予算ですので、できれば私は市の負担で本の分の負担をすべきではないかというふうに考えますけれども、答弁をお願いします。 ○議長(畑山親弘) 健康福祉部長健康福祉部長(山田広美) ただいまのご質問にお答えをいたします。  仲よし会の図書の備付けに関しましては、特に定められている基準等はないこと、また必要とする図書につきましては指定管理料から購入することも可能となっていることから、改めて市で図書を購入することは考えておりません。  今後仲よし会を利用する児童の図書を通じた健全育成を図るための取組として、市民図書館で実施している本のリサイクルフェア及び図書セットの貸出しの利用等を指定管理者に働きかけてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆11番(久慈年和) 分かりました。できれば市の負担で取り組んでいただきたいなというふうに思います。  次に、東小学校の南側に架かる歩道橋の整備についてですけれども、十和田警察署からの要請で設置したのであれば、撤去できないというのは分かりました。ただ、不自由に思っている市民もいらっしゃいますので、市もそこを理解していただきたいということで、車止めは撤去してもしなくても、自転車を押して渡れるような工夫とか、よりよい何か整備の検討をしてほしいなということで、これは要望です。  そこで質問ですけれども、歩道橋の南側に段差があるのですけれども、この段差を解消できないのか質問します。 ○議長(畑山親弘) 建設部長 ◎建設部長(杉沢健一) ただいまのご質問についてお答えいたします。  歩道橋の南側は、人が歩く階段と自転車を押して通るためのスロープが設置されてございますが、現地調査の上、段差等により通行に支障がある場合には、すりつけを行うなど対応してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆11番(久慈年和) ぜひお願いしたいと思います。  ところで、この場所、設置してから交通事故があったかどうか把握できていますか。 ○議長(畑山親弘) 建設部長 ◎建設部長(杉沢健一) ただいまのご質問についてお答えいたします。  車止めを設置した以降の事故の発生状況につきましては、十和田警察署に確認しましたところ、事故は発生していないとのことでございました。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆11番(久慈年和) ありがとうございました。  では次に、農林行政について質問します。  答弁にあった林業従事者が不足している具体的な実態を説明していただきたいと思います。 ○議長(畑山親弘) 農林商工部長農林商工部長前川原史博) ただいまのご質問についてお答えいたします。  国勢調査によります当市の林業における就業者数の推移によりますと、昭和60年では274人でしたけれども、平成27年は206人と30年の間に68人ほど減少しております。このことにつきまして、当市の林業経営体に伺ったところ、高齢者が離職していく一方で、若い世代の就業の定着が進んでいないとのことでございました。このことが林業従事者の不足の要因になっているものと考えております。  これは、林業分野だけにとどまらず、全産業において生産年齢人口の減少により、日本全体が労働力不足の現象が生じているのはご承知のとおりでございます。  これらのことを踏まえまして、県では深刻な労働力不足の対策として、令和3年度から林業分野への就業を希望する18歳以上の者を対象とし、林業に必要な基礎的知識及び技術を体系的に習得するための研修、青い森林業アカデミーを開校しており、林業就業者の確保に努めているところでございます。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆11番(久慈年和) ありがとうございました。  私が営林署に入った頃、杉の場合1.8メートル間隔で植栽していたのです。そういうことで、ヘクタール当たり3,600本の植付けをしていました。成長のよい苗木を残して、徐々に除伐していくという育林事業を行ってきていました。今ではヘクタール当たり2,000本ということで、植付け本数も減ってきていますので、植付け本数が減っても苗木が不足しているという現状、実態をちょっと説明していただきたいと思います。 ○議長(畑山親弘) 農林商工部長農林商工部長前川原史博) ただいまのご質問にお答えいたします。  県内の種苗の需給調整を行っております青森県林業用種苗需給調整協議会の事務局によりますと、県内の林業用種苗は年間約175万本生産されております。生産圃場に限りがございますので、植付けから出荷まで約2年から3年を要するため、天候不順等によりまして供給予定量どおりの苗木が確保できない年もあるとのお話でございました。  また、生産された苗木につきましては、公共事業に使用されるものを優先して配分するために、民間の林業経営体に供給できる苗木が不足することがあるとのことでございました。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆11番(久慈年和) 戦後植栽した杉の苗、人工林が今ちょうど伐期に達しており、伐採が進んでいる箇所も結構ありますので、それに対応できる苗木が少ないということは十分理解できましたので、次の質問に入ります。  答弁にあった林道周辺路網の整備、2022年度または2022年度以降、事業として計画されているのか説明をお願いします。 ○議長(畑山親弘) 農林商工部長農林商工部長前川原史博) ただいまのご質問にお答えいたします。  林道や周辺路網の整備につきましては、現段階では2022年度以降の事業計画はございませんけれども、令和4年度に森林資源解析を行いまして、その結果を基に令和5年度から森林所有者への意向調査を行い、意向調査の結果分析や林業経営体との意見交換を踏まえた上で、林道や周辺路網の整備計画を作成し、整備を行ってまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆11番(久慈年和) 分かりました。  深持地区を航空機レーザー測量による森林資源解析を行う、そういう予定になっていると聞いていますけれども、市全体の調査及び解析を行うのであれば、日数も経費もかかると思います。ドローンとAIを組み合わせた森林資源量や生育状況を計測するシステムが開発され、費用も安いように私は考えています。今後ドローンを活用した調査などを検討してみることはないか、ちょっと質問します。 ○議長(畑山親弘) 農林商工部長農林商工部長前川原史博) ただいまのご質問にお答えいたします。  議員ご質問のとおり、市では森林資源の把握のため、深持地区の航空機レーザー測量を行うこととし、令和3年度当初予算に計上していたところでございます。その後、県林政課からの情報提供によりまして、令和3年度に十和田火山噴火緊急減災対策砂防計画による航空機レーザー測量が当市全域を対象に行われ、加えまして県の協力によりまして測量結果データを無償で活用できることとなりました。このことから、この測量結果データは森林資源解析にも十分活用可能な精度のものであるために、市では当初予定していた航空機レーザー測量は取りやめまして、県が実施した航空機レーザー測量データを用いまして、令和4年度に一括して市内全域の森林資源解析を行ってまいりたいと考えており、当該事業に係る経費につきましては令和4年度当初予算案に計上し、提案しているところでございます。  また、議員ご提案のドローンの活用につきましては、今後機会があれば経済性や利便性などを総合的に考慮いたしまして検討してまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆11番(久慈年和) もう時間迫ってきました。今日も国会で森林環境譲与税について、何か自民党の方が質問していたようであります。譲与税、そして森林環境税の使い道は、間伐などの森林整備、林業の人材育成、公共施設への木材利用などになるということであります。  人材、苗木不足の答弁もありました。私は、譲与税の基金として積み立てて残すよりも、今不足している人材や苗木の確保に譲与税を使用すべきだということを述べて、全ての質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(畑山親弘) 以上で久慈年和議員の質問を終わります。 △小笠原良子質問 ○議長(畑山親弘) 次に、6番 小笠原良子議員       (6番 小笠原良子 登壇) ◆6番(小笠原良子) 6番、日本共産党、小笠原良子です。ロシアによるウクライナ侵略に抗議と戦争反対の声を上げます。  さて、それでは一般質問に入ります。  初めは、新型コロナワクチン接種についてです。  5歳から11歳までの子供へのワクチン接種が始まります。既に接種券が発送され、これから接種が市内の病院で個別接種の段階に入ります。国は、予防接種法上の努力義務とすることを見送りました。  積極的な接種を呼びかけるその一方で、東京都医師会は子供へのワクチン接種は同調圧力で打たせるのは反対と会見いたしました。5歳から11歳へのワクチン接種については、基礎疾患がある子にはその子自身を守ることにつながると効果を認めながら、ワクチンに関してはやりたい、やったほうが安心できるという子も一定数います。ワクチン接種することで行事などに参加できるならメリットもあるが、ただやりたくない子にも同調圧力で打たせるのは反対とのことでした。  新型コロナワクチンの副反応疑いについて、令和4年2月18日に第74回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会等の資料を基に作成された年齢別副反応報告件数が発表されています。  そもそもワクチン接種の目的は、感染、発症、重篤化の予防であると言われましたが、2度のワクチン接種によっても感染、発症は防げずに来ました。要するに、重症化の予防だけが今回のワクチン接種の目的でした。3度目をブースター接種という言い方で実施されています。  そこで質問させていただきます。この報告件数によると、年代が若い人ほど重篤報告数と死亡報告数が低いことが分かっています。10代の重篤者は11人、死亡者は5名のうち、基礎疾患など複数の重症化リスクがあった方が3名、事故死1名でした。もう一人は、2度ワクチン接種をされて感染した学生でした。そして、10代でワクチン接種後の副反応による重篤者は398名、死亡者5名です。重篤化を予防するはずの遺伝子ワクチン接種で、10代のコロナ感染11名より、予防接種後の副反応による重篤者数が398名と約40倍も重篤化しやすく、5人も亡くなっております。5歳から11歳の小児へワクチン接種する必要はどこにあるのでしょうか。  大阪府泉大津市の南出賢一市長は、「エビデンスもないものを5歳から11歳の子供への接種で万が一があれば、それは薬害であり、まさに狂気の沙汰ではないか」と発言されていました。  今5歳から11歳の子供へのワクチン接種を考える動きが母親や医師による有志の会にとどまらず、看護師による有志の会などで拡散されています。子供へのワクチン接種について、子供たちの未来を守るためにも十分に検討し、様々なデータが必要です。子供たちには、既に接種券が配付されて、実施に踏み出すようですが、その接種券の扱い方をワンクッション置く方法に変えて、中には申請する方法にしたり、接種券が届けば同調圧力に近いのではとの声もあります。  東奥日報で先日、長期にわたって後遺症に悩む人の記事が目に止まりました。このような人が一人でも多く出ないように願っています。  青森県は、個人の特定を避けるためとして、感染者の居住地や行動歴などの詳細は公表していません。子供との話合いをして、子供は分かるでしょうか。子供たちの命に関わることですから、5歳からの子供接種についての市の考えをお聞かせください。  次に、文化行政の在り方をめぐって発言いたします。  市史の編さんについて。  十和田市に文化財関係の施設としては、十和田市郷土館、旧新渡戸記念館、称徳館、民俗資料館、旧十和田科学博物館があります。しかし、これらの施設が調査したい方々の疑問や関心に応えるようになっていないと言われます。  また、研究者を養成する環境にあるかというと、少なくともそう感じていないのではないでしょうか。資料が分散していればなおさらです。市民の団体として十和田市文化財保護協会がありますが、調査研究面で研究者が育っているのでしょうか。  ここに、平成22年に故竹島勝昭議員の市史編さんについての一般質問の記録があります。そして、合併前の十和田市の市史編さんについては、昭和51年(1976年)に市制施行20周年記念事業として「十和田市史」、これは上下巻でしたが、昭和53年(1978年)には「十和田市史資料編」を刊行しています。市は、大変重要なものであり、今後も市史編さんに当たっては、例えば新十和田市施行20周年記念事業の一環として取り組むなど、節目の時期を見て市史の編さん業務に着手してみたいとその当時回答しております。  当時、昭和53年以来30年以上も、いいえ、既に今では44年になります。市史が編さんされていません。当時大切に保管がされていたようですが、この当時でもできるだけ早い時期に市史編さんに取り組むというお話でした。この長い年数もさることながら、どんなふうに考えていますか。それとも順調に進められているのでしょうか。  次に、郷土館の在り方についてお聞きします。  市史に必要な資料収集については、郷土館が中心となって行っているのですか。郷土館については、何回かの引っ越しもあり、このときでも資料が散逸していないということでした。44年たった今でも散逸していないのでしょうか。このときでも市史編さん事業を実施する場合の事務局体制にも触れていて、市史編さん事業の実施時期に合わせ、また業務量などを勘案して決定されるものとなるとしていますが、その後郷土館の事業はどのような変化があったのかお知らせください。  先日も企画展にお邪魔してきましたが、展示を含め、大きな地震でもあれば、土器も陶器も壊れるのではないかと見てきました。ほとんどお金がかけられていないという印象でした。やはりある程度お金も必要だと思います。職員の中から携われる方の力を引き出していますか。  次に、古文書解読者の育成についてお聞きします。  十和田市地域の歴史に関心を持ち、調査研究をしたいと願う人はいるのでしょうか。願っている人たちに史資料を提供し、そのための場所、施設が必要です。古文書の解読者も、養成者の育成が待ったなしの状況ではないでしょうか。高齢化の悩みは続きます。教育委員会だけではなく、関心のある市民に声をかけ、人材を集めるということを考えたことはあるのでしょうか。  図書館ないし郷土館等に分割収蔵されているのであれば、ぜひ統合して活用しやすい環境をつくることを考えてほしいです。水野文庫もあります。貴重なものが宝の持ち腐れにならないよう、せっかくの施設、古書がもったいないと思います。古文書類、行政文書、学校関係、日記ほか、かなりの量だと思いますが、手をつけていますか。  次に、研究体制の支援について。  先日、こんな困ったの声が寄せられました。今まで部屋を借りて、安い会場費を払い研究に取り組んできたが、今のコロナ禍の中で持ち主がその建物を閉鎖するので、資料を動かしてほしいと言われ、関係者は慌ててしまいました。資料を置ける場所と研究できる場所がなくなる、ないからです。また、ある方は、昨年親が亡くなり、収集されていたものをトラックで何台分も投げたというのです。こういう話は、捨てられてから耳に入るものですし、また受け取ることがなければ保存もままならないのが実情ではないでしょうか。  研究体制の整備については、知人は「市史編さん室の設置といっても、調査研究者が作業でき、そこで古文書等の解読もできる一室を設けてほしい」と言います。  近隣の野辺地町をはじめ三沢市、七戸町、六ヶ所村、南部町など、様々取り組んでいます。十和田市でもまずそろそろという状況です。  長い時間が経過していますが、今後の文化行政についての考えをお聞かせください。あまりにも時間が経過してしまった印象ですが、取り組んできたことをまとめる時期になっていませんか。節目となる年の記念事業の一つとして市史の刊行に取り組むという話まで過去にはしているのですから、判断はどの時期になりますか。  3つ目、最後、惣辺放牧場周辺への風力発電設置計画についてお聞きします。  1つ、風力計の設置時期についてお聞きします。  風力計の3か所の設置はいつでしたか。惣辺牧野組合、十和田市、奥瀬財産区の3か所はそれぞれに、それとも一斉に建てられたのですか。建てるには、市の土地なのですから、市の建築や建設許可が必要だと思います。建てるには、当たり前のことですが、どこでどのような説明を受けられたのですか。  風力発電設置計画はそもそもいつからだったのですか。事業者が作成した計画段階環境配慮書について求められたことから、市としての意見を令和2年9月に提出したとありますが、十和田市が県へ意見書提出の前に、つまり1年も前に風力計が建てられたということですね。風力発電設置計画を市は既に知っていたのですよね。その後の話では、事業者がどのような計画を進めていくかについて、市は何も知らないということで済ませるのでしたか。  次に、景観の調査位置についてお聞きします。  主要な眺望点について、計画書では景観に配慮すべき主要な眺望点として19地点が設定されていますが、惣辺牧場広場展望台を主要な眺望点として追加設定するように市から提言できませんか。計画が実施されれば、展望台からの景観とキャンプ場の雰囲気が台なしになり、風車付近は立入禁止となることも想定されます。整備にかけた1億8,000万円以上の税金が無駄になりますが、このことをどう考えますか。事業者が主要な眺望点に設定しない理由として、利用者が少ないからですか。  古道見学会や新聞、テレビ報道により、その景観のすばらしさが広く周知され、現在多くの人々が訪れる場所になっています。キャンプ場利用の申請数だけでなく、実際にどれほどの利用客がいるのか、また現地が開発されることについて、直接市民の意見を聞くなど、事業者任せではない、市として調査するべきと思うが、どうですか。  令和2年9月に、十和田市長の名前で出された県知事への意見書には、当該計画により多くの観光客が立ち寄る観光施設や眺望スポットから目視できる場所に風力発電機が設置された場合、自然景観、眺望が阻害され、当市の観光地としての魅力が将来にわたって損なわれるおそれがあることを危惧している。景観には十分に配慮し、計画を精査すること。また、景観が阻害される場合は、計画の見直しを求めるとあります。  事業者の資料では、十和田湖や奥入瀬からも風車が視認されることになりますが、知っていましたか。惣辺展望台からの景観は、市長の意見書にあるような、まさしく将来にわたって残すべき十和田市の魅力ではないのですか。惣辺の景観について、市の率直な意見をお聞かせください。  また、公的見解についても、環境配慮書で十和田古道に言及した知事意見に対し、事業者は、公的見解がまとまった段階で保全に関して十分に配慮し、事業計画に反映してまいりますとしているが、古道に対する市の公的見解を出す準備はされていますか。市として古道調査に関わる専門家などに話を聞くことは今まで一度もないのですが、聞くことはしないのですか。古道に対する公的見解が定まるまで計画は進まないという認識でいいですか。  同年11月の知事意見では、事業者に対し、同古道について、いまだ十分な知見が得られていないと考えることから、専門家からの意見聴取等を行った上で、必要に応じて主要な眺望点や人と自然との触れ合いの活動の場に選定することとあるが、現在までに古道調査関係者は何も意見を聞かれていません。速やかに意見聴取を行うよう、市から事業者に提言をするべきではありませんか。  アセスメントの次の段階、準備書が出されれば、計画はほぼ変更できないと聞いていますが、昨年7月の説明会以来、事業者からは何の説明もない。この件に関しては、多くの市民が関心を持ち、不安になっています。事業者に任せて推移を見守るだけでなく、市が意見交換会を開くなどして市民に説明するべきと思うが、その考えはありますか、その計画はありますか。ぜひ計画の見直しと再検討を求め、壇上からの発言とします。 ○議長(畑山親弘) 市長       (市長 小山田 久 登壇) ◎市長(小山田久) 小笠原議員のご質問にお答えいたします。  私からは、惣辺牧場周辺の風力発電設置計画に係る景観への影響についてお答えいたします。  市では、令和3年6月に事業者が作成した(仮称)惣辺奥瀬風力発電事業に係る環境影響調査評価方法書について、「観光地として魅力が損なわれることがないよう、十和田湖や奥入瀬渓流等の主眺望点から風力発電機が視認されないように徹底すること」などの意見を県を通じて事業者に通知しております。  この方法書においては、景観に配慮すべき主要な眺望点として、奥入瀬渓流や十和田湖周辺を含む19か所が記載されておりますが、惣辺放牧場の展望台付近は眺望点には選定をされておりません。この展望台付近について、環境影響評価を実施している県は、専門家からの意見聴取等を行った上で、必要に応じて主要な眺望点や人と自然との触れ合いの活動の場に選定することと事業者に対して通知しており、また経済産業省に対しても同様に通知をしております。  また、環境影響評価方法書に記載されている主要な眺望点につきましては、今後事業者が景観に及ぼす影響を調査することになります。  市といたしましては、事業者がこうした県や市の意見や、調査結果を踏まえ、環境影響評価準備書にどのように反映していくのか等についてしっかりと注視してまいりたいと考えております。  その他のご質問につきましては、教育長等から答弁をさせます。  以上、壇上からの答弁といたします。 ○議長(畑山親弘) 教育長 ◎教育長(丸井英子) 市史編さんについてのご質問にお答えいたします。  市史につきましては、当市における自然環境、政治、経済、産業、文化といった様々なテーマ、観点から当市の歴史を総括し、今後の市の発展の基礎となるよう後世に伝えていく大変重要な役割があるものと認識しております。  これまで旧十和田市において、昭和51年に市制施行20周年記念事業として「十和田市史」が、旧十和田湖町では平成16年に町制施行50周年事業として「十和田湖町史」が刊行されているところです。  新しい市史の編さんについては、市の節目の時期等に記念事業の一つとして取り組むといったことが考えられますが、現時点では未定となっております。市史編さんには、資料の整理や分析などに多くの時間と専門的な知見を要することから事前の準備が重要と考えており、十和田市郷土館を中心に引き続き基礎となる資料の収集、整理等を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 健康福祉部長健康福祉部長(山田広美) 接種によるリスクの伝え方についてのご質問にお答えをいたします。  中嶋議員へのご質問でお答えしましたとおり、市では保護者とお子様がワクチン接種について十分相談ができ、納得して自ら接種の判断ができるよう、新型コロナワクチンの効果や接種後数日以内に起こることがある症状、また子供への心筋炎報告割合が低いことなどの安全性についてのお知らせを接種券と一緒に郵送してございます。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 教育部長教育部長(今辰八) 郷土館の在り方、特に郷土館資料の保管及び管理についてのご質問にお答えいたします。  十和田市郷土館では、貴重な歴史的文化遺産の収集、保存及び展示を行っており、所蔵資料は考古、歴史、民俗、自然の分野に及ぶ約2万点以上を数えております。  保管場所については、郷土館の保管庫及び市内公共施設の空きスペースを活用し、資料の性質に合わせ適切な保管方法を取っております。  また、保管資料につきましては、発掘調査資料等一部を除き、資料台帳を作成しており、市民等からの調査や研究者が行う資料調査の際の閲覧への対応のほか、ほかの博物館等に対する資料の貸出しなどを行っております。さらに、郷土館常設展示室のリニューアル等を行ったところであります。  ほかに、収蔵資料を一般公開する企画展を定期的に開催しているほか、市内小中学校へ出向いての移動郷土館事業を行い、資料の有効活用を図っているところでございます。  次に、古文書解読者の育成についてのご質問にお答えします。  当市にも近世以降の古文書類が多数確認されており、十和田市でもこれらについて「十和田市史資料編」や「滝沢家文書翻刻集」などの書籍として刊行してきたほか、郷土館でも展示を行っているところであり、郷土の歴史や姿について知るために欠かせない存在であるものと認識しております。  教育委員会では、専門家である古文書解読者を養成することは難しいと考えておりますが、今後も古文書をはじめとする貴重な文化遺産の企画展示や専門の講師による講習会など、市民の皆様の関心を引き、研究に興味を持つ方が増えていくよう、古文書に触れる機会を提供してまいりたいと考えております。  また、高齢化しているということへの対応につきましても、若い方にも古文書に興味を持ってもらえるように、郷土館での企画展や講演会の開催等を検討してまいりたいと考えております。  次に、文化財の研究体制についてのご質問にお答えいたします。  市に残された貴重な文化財の研究につきましては、軽微なものについては教育委員会でも対応しているところですが、古文書の一括資料の整理、解読など、専門性の高い本格的な研究に対応できる体制を常時持つことは難しいと考えております。したがいまして、平成27年度から平成29年度の滝沢家文書翻刻作業でも行ったように、必要に応じ外部から研究者を招聘するなど、特別に研究体制を構築し、対応することになると思います。  また、研究する場所に関しましては、例えば市で古文書などの整理を行う場合は、郷土館等を使用し実施することになりますが、古文書の研究などを行う市民団体等の皆様が実施する場合は、その団体で場所をご用意いただくことが原則ですが、市の文化センターやコミュニティセンター等をご利用いただくことも一つであると考えております。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 企画財政部長 ◎企画財政部長(漆舘典子) 惣辺放牧場周辺の風況調査についてお答えいたします。  (仮称)惣辺奥瀬風力発電事業に係る市有地における風況調査につきましては、平成30年11月9日付で事業者から申請があり、その後、令和元年10月に事業者が観測塔を設置しております。  この風況調査は、事業者が当該調査地における風況の特性を把握し、風力発電事業の経済性の検討を行うためのものでございます。風力発電施設建設事業は、こうした風況調査等の結果を踏まえ、その後の各種調査や段階を経て検討されていくものでございまして、風況調査を行うことがその調査地における事業化に直結するものではなく、また市が事業化について承諾するものではございません。  繰り返しとなりますが、市といたしましては、環境影響評価準備書に県や市などからの意見がどのように反映されていくのかを注視してまいりたいと考えております。  また、説明会につきましては、市では県を通しまして地域住民や関係団体等に丁寧かつ十分な説明を行うことや、理解と合意を得ることなどの意見を提出しております。また、説明会の開催については、直接事業者に対しても伝えており、事業者からは新型コロナウイルスの感染状況等を踏まえて説明会の実施を検討すると伺っております。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 小笠原議員 ◆6番(小笠原良子) ご答弁ありがとうございました。  それでは、順序に従って、小児へのワクチン接種についてお聞きします。  今回の子供へのワクチン接種については、周りでのいろいろな反応もかなりありまして、市に対して問合せ等とかの電話などはありましたか。 ○議長(畑山親弘) 健康福祉部長健康福祉部長(山田広美) ただいまのご質問にお答えをいたします。  市に対するご質問等でございますが、特に伺ってはございません。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 小笠原議員 ◆6番(小笠原良子) 分かりました。  今回の子供ワクチンですけれども、取りあえずは保護者の意思を例えば尊重するというふうになった場合に、保護者が子供のワクチン接種の可否を判断するために、児童へのワクチン接種に関わる正確な情報が必要だと思うのですけれども、そういう情報を知った中で、母親と5歳になる子供がそういう話合いの中で、子供に対して理解させることができるとお考えですか。 ○議長(畑山親弘) 健康福祉部長健康福祉部長(山田広美) ただいまのご質問にお答えをいたします。  5歳から11歳の接種につきましては、保護者とお子様が十分に相談をし、それぞれの意思を尊重して接種していただくことになりますので、そのことにつきまして個別接種等で医師による相談、また保健センター等でのコロナワクチンコールセンター等に相談等があれば、真摯に対応してまいりたいと考えてございます。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 小笠原議員 ◆6番(小笠原良子) 今回のワクチンですけれども、小児の重症化に関するエビデンスが確認されていないと聞きましたが、それはどういうことだか詳しく教えていただけますか。 ○議長(畑山親弘) 健康福祉部長健康福祉部長(山田広美) ただいまのご質問にお答えをいたします。  当市では、まだ5歳から11歳の接種は行われてございません。国で認める場合に、やはり海外での知見を基に有効性が上回っているというふうな判断で導入されているものと考えてございます。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 小笠原議員 ◆6番(小笠原良子) 今いわゆる外国の話も出ましたけれども、国によっていろいろ違うわけですけれども、正しいか、正しくないかとなりますけれども、アメリカ・フロリダ州の衛生局というところでは、この8日の日に5歳から17歳の健康な子供に新型コロナウイルスワクチンを接種する必要はないとする指針を発表し、現時点で入手できるデータに基づくと、5歳から17歳の健康な子供が現在の新型コロナワクチンを接種するメリットはない可能性があると述べています。ワクチン接種は、基礎疾患のある子供が候補になるという説明ですけれども、このアメリカの判断はどのように受け止めますか。 ○議長(畑山親弘) 健康福祉部長健康福祉部長(山田広美) ただいまのご質問にお答えをいたします。  国がこのコロナワクチンの小児のリスク、それから有効性等を十分に判断して実施されているものと考えてございます。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 小笠原議員 ◆6番(小笠原良子) 健康な子供への接種に合理性はあるのでしょうか。 ○議長(畑山親弘) 健康福祉部長健康福祉部長(山田広美) ただいまのご質問にお答えをいたします。  合理性があるかどうかにつきましては、私からは何とも申し上げられないですが、国のワクチン接種の導入の判断として、やはり有効性のほうがリスクよりも上回るというふうな判断で導入されてございます。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 小笠原議員 ◆6番(小笠原良子) これでワクチンに関する最後の質問になりますけれども、小児へのワクチン接種というものは本当に必要かどうか、そういうことを考えておりますが、親自身が必要だということで選択をされると思うのですけれども。私は必要かどうかということに甚だ疑問を持っております。  それでは、次の質問に入ります。十和田市史の編さんについてですけれども、四十何年もたってしまったわけですけれども、そういう何か資料集を作るときに、何かしらのきっかけというか、いわゆる140周年、今三本木小学校が150周年の記念事業をするということで、2年前、3年前からちょっと集まっているのですけれども、きっかけがあれば、編さんについて作業が進むというきっかけもあるかと思うのですけれども、今そういうタイム的にいいチャンスというのはあるとお考えですか。 ○議長(畑山親弘) 教育部長教育部長(今辰八) 先ほども答弁差し上げましたとおり、現時点では市史の刊行は未定となっております。今後節目の折等、状況を見ながら刊行について検討してまいることになると考えております。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 小笠原議員 ◆6番(小笠原良子) 今の部長の答弁だと、今44年ですけれども、50年、60年、70年、80年といって、まるで何か先が見えないような気がして残念だったのですけれども、市史編さんに関われる人材は何人かいるかと思いますけれども、いないのでしょうか。 ○議長(畑山親弘) 教育部長教育部長(今辰八) ただいまのご質問にお答えをいたします。  本格的に市史編さんを行うという場合には、市史編さんの基本方針や内容や調査方法等を審議するための刊行委員会を設けることや、執筆を行う編さん委員などの選定等、様々な推進体制の整備を行うという必要がありまして、現在のところそれに向けた人員は確保してございません。また、それらにつきましては、事務局について作業を見極めた上で一定の人員というところが行われることになると思いますが、それは今後の検討ということになります。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 小笠原議員
    ◆6番(小笠原良子) 現在古文書を解読できる方がなかなかいないというお話でしたけれども、関心のある方たちというのはどのぐらいいらっしゃるか把握されていますか。 ○議長(畑山親弘) 教育部長教育部長(今辰八) ただいまのご質問にお答えいたします。  関心を持たれている方の人数ということですが、現在は把握してございません。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 小笠原議員 ◆6番(小笠原良子) やはり把握できていないというところが残念なのですけれども、実際には、ある古文書研究会の方々は、月に2回集まって古文書のいわゆる解読に当たって勉強しているのです。そういうことさえも把握されていないというのは、何だか大変残念ですけれども、そういう方々の年齢がかなり高齢になってきたということで、困ったという話が届いたわけですけれども、そういう方たちとのコンタクトというのは取ったことがないということになりますか。 ○議長(畑山親弘) 教育部長教育部長(今辰八) 改めまして機会を設けてのコンタクトということはございませんが、教育委員会のほうにいらしていただければ、今後について相談ということはあるのかもしれませんが、そもそも古文書の解読云々につきましては、専門的な高度な知識が必要ということでございますので、人材につきましてはそういう民間の方々にその機会を捉えていずれはお願いするということにはなるのかもしれませんので、コンタクトは、もしあれであれば定期的に取っていくことは重要ではないかなと考えております。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 小笠原議員 ◆6番(小笠原良子) 今その古文書の解読でやっている方々から言わせると、もう大分先がなくなってきたのだと、若くないからという話で、大変やっぱり悲痛な思いでいますので、何とか早く教育委員会とそういう研究者とのつながりができることを望んでいます。  それから、(仮称)十和田歴史館構想ですけれども、これについては前に進んでいるのでしょうか。 ○議長(畑山親弘) 教育部長教育部長(今辰八) 歴史館の構想ということでございますが、(仮称)十和田歴史館につきましては、十和田市公共施設等総合管理計画によりまして、郷土館、民俗資料館、旧新渡戸記念館の資料や三本木原の開拓に関する資料による十和田市の歴史が分かる複合施設として計画が掲載されておるものでございますが、その中の旧新渡戸記念館などに所蔵されている資料の量の把握などができていないことから、施設の規模等を確定できませんので、そういうところで進んでいないという状況でございます。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 小笠原議員 ◆6番(小笠原良子) 先ほど私、昨年だったかな、旧十和田湖町の郷土館で展示があって、お邪魔してみたのですけれども、そこにはシルバー人材センターの方がいて、何か説明を受けたいと思っても、説明を受けるような体制はないわけですよね。ですから、市の職員の中にはきちんと学芸員の方もいらっしゃるでしょうし、そういう方々が、毎日とは言わないですけれども、定期的にその場所にいるという体制をぜひ取っていただいて、聞きたいと思うときに聞ける人がいないというのは大変もったいないなと思ったのですけれども、そのことについて今後もこのような状況になるということですか。 ○議長(畑山親弘) 教育部長教育部長(今辰八) ただいまのご質問にお答えいたします。  郷土館に関しましては、係員のほうが1人いる状態というのは議員ご存じのとおりでございますが、特に今年度あたりからその者が質問に答えられるような資料の作成等を重点的に始めておりまして、見やすい展示を心がけたポップを作るなど、以前に比べると大分よくなってきていると思いますので、ぜひ皆様にもご来館いただいて、さらにご指摘があれば、それを踏まえてまた直していきたいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 小笠原議員 ◆6番(小笠原良子) 郷土館については、本当にスタッフはじめ頑張っていると思います。子供たちへのいろいろな出前事業みたいのを工夫してみたり、そういうことがやっぱりこれからもされていくということを私は期待しています。ただ、説明できるような方がいらっしゃると本当はいいのかなというふうには思っております。  ちょっと時間がなくなりまして、惣辺の問題ですけれども、市長は先ほど風力発電機は見えないというふうにおっしゃったというふうに説明を受けているというふうに言いましたけれども、実は垂直視野角1度以上で見える範囲というのが実際にあるのです、あるのです。ですから、十和田湖へ皆さんが足を運んだとして、あの山の上の木の上に見える白いものは何ぞやということになれば、あれが風力なのだというふうになるのです。ですから、この視野角1度以上で見える範囲に、これが景観の調査地点という地図があるのですけれども、この紫の地域が風力発電が見える範囲ですので、見えないということは、それは間違いだと思いますけれども、どう考えますか。 ○議長(畑山親弘) 企画財政部長 ◎企画財政部長(漆舘典子) ただいまのご質問にお答えいたします。  市といたしましては、事業者が作成いたしました配慮書、方法書に対しまして、景観への配慮に関すること、十分配慮することということで意見を提出しておりますので、今後の事業者の計画等につきまして注視してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 小笠原議員 ◆6番(小笠原良子) 時間がないので、先ほど市長に対して質問をしたはずなのですけれども、実際には計画に対してそろそろ政治的な判断といいますか、そういうのは考えていらっしゃいますか。 ○議長(畑山親弘) 企画財政部長 ◎企画財政部長(漆舘典子) ただいまのご質問にお答えいたします。  市としての判断というふうにおっしゃっておりますけれども、今は環境アセスメント、環境へどのような影響があるのかという調査段階でございます。これは、県の条例に基づいて行われておりますので、その状況を、その推移を見てまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 小笠原議員 ◆6番(小笠原良子) 今全国で大型風力発電所がもう本当にすごいのです。青森県は特にひどいです。そういう中で、今東北、北海道などの外洋に面したところが多くて、ところが内陸地はゼロ件なのです。そういう中で、国の環境影響評価法は2011年に大型風力発電事業を対象事業に追加されたわけです。この東北、青森県が導入量で1位なのです。今皆さんご存じのように、111基、みちのく風力発電を含めて、今横浜町でもこんなふうに背の高い風力が建って、本当に奇妙というか、おっかないです、私は。 ○議長(畑山親弘) 小笠原議員、まとめてください。 ◆6番(小笠原良子) ごめんなさい。そして、大型の風力発電は上空の強い風を受けるようになりますので、市長は市民の理解を得た上で事業を進めることが基本ではありませんか。世界に誇る国立公園、十和田湖、八甲田、奥入瀬の絶景を破壊し、歴史文化景観を消滅させることがないよう、市長の自然と景観を守る英断を。  これで全ての質問を終わります。失礼いたしました。ありがとうございました。 ○議長(畑山親弘) 以上で小笠原良子議員の質問を終わります。 △休会の件 ○議長(畑山親弘) 以上で本日の日程は全部終了しました。  お諮りします。明15日から21日までの7日間は、予算審査特別委員会及び議事整理のため休会したいと思います。これにご異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(畑山親弘) ご異議なしと認めます。  よって、15日から21日までの7日間は休会することに決定しました。 △散会 ○議長(畑山親弘) 来る22日は午前10時から本会議を開き、各議案の審議を行います。  本日はこれにて散会します。  大変ご苦労さまでした。                           午前11時32分 散会...